マーカーボランティアの計画と緊急募集の経緯ご報告

初めに、選手並びに関係各位に大変なご心配をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

当初は懐疑的であったWDFのスタッフが、最後は日本の結束力の強さと技術力の高さを称賛するに至ったのは、紛れもなくご協力くださった全国のダーツプレイヤー、関係者の皆さまのお力によるものです。お礼の申し上げようもございません。

このような事態に至った経緯について、当初の計画からの流れを下記にご報告いたします。

1.学生ボランティア採用の経緯

ワールドカップ開催にあたり、スコアキーパーと合わせて最低でも100名が必要となるマーカーの確保は、当初より最大の課題でした。

これに対し、2年前からJDO様をはじめ各ダーツ団体様へのご協力依頼をさせて頂く方向でご挨拶をしてまいりましたが、開催が平日で長期に渡る事と、JSFD賛助団体が多い関東から距離がある事などで、一般プレイヤーからの人員確保は困難との結論に至り、具体的なお願いをする前に他の方策の検討に入りました。

・方策1: パソコンを利用することで、マーカーの経験不足を補い、募集のすそ野を広げる。
→昨年のアジア・パシフィクカップ(大阪・茨木市)にて試行し、好感触を得る。
・方策2: ご後援を頂く神戸市様などのご紹介により神戸学院大学にて「国際交流の実地授業の一環」としてボランティアに取り組んで頂けることになる。
→通訳やアテンドだけでなく、マーカー、スコアキーパーについてもお手伝い頂く方向で合意。
訓練計画などを立て、7月より授業での座学、毎週末の実地訓練を開始。
・方策3: 学生ボランティアの経験不足を補うため、JSFD賛助団体からマーカー経験者を募り、バックアップする。
→ 10名程度の経験者を集め、5面に1名の割合でバックアップ要員を配置した。
・方策4: 訓練状況によるシフト表作成。
→ 座学、および、実地訓練を十分に受けた学生を選抜してボード毎のシフト表を作成。
訓練が不十分な人は他の作業に配置する計画とした。

以上、4つの方策を中心に大会の向けた計画を進めてまいりました。

 

2.大会前日のWDFチェックによるNG判定と緊急募集

上記のような経緯により、訓練に基づく計画を立てて、10月3日の前日ミーティングを迎えました。これに併せて、実地未経験の学生スタッフを中心とした最終のマーカー訓練の時間を設けていました。

この時、当初の予定になかった「マーカーの能力チェック」をWDFの希望により行う事になり、未経験者が大半であった事から危機感を抱いたWDFスタッフにより、経験者を緊急募集するようにとの指示が出ました。

JSFDとしては、
・明日からの大会は、訓練を十分に積んだ学生を中心にマーカー担当の割り当てを行っていること。
・この場にいるのは未経験者であり、明日からのマーカーシフトには含まれていないこと。
・経験十分なスタッフがバックアップとして支援すること。
の3点を懸命に説明しましたが、決定を覆すことができず、最低30名のマーカーを一晩で集めなければならない事態となりました。

経緯は以上となります。

 

その後、緊急募集に際してのSNSの利用や、選手自身が募集の呼びかけをしなければならず、試合に集中できない状況となってしまったことなどに多くのお叱りを頂きました。

緊急事態であったため、至らぬ点があった事をお詫びするとともに、無理なお願いにも関わらず、呼びかけに応じてご参集下さったプレイヤーの皆さま、並びに、緊急のお声がけにご協力を賜ったJDO様をはじめとした各団体の皆さまに、改めて心よりの御礼を申し上げます。

今後は、今回の教訓を生かし、全国のダーツ団体の皆さま、プレイヤーの皆さまと密に連携し、日本のダーツ競技のますますの発展に尽力いたします。

 

一般社団法人JSFD
理事長 寺島孝次郎