JSFD競技規約

1 総則
1-1 競技会

◆一般社団法人JSFD(以下JSFD)が主催または共催する競技会は以下の通りとする。

○WDF(ワールドダーツフェデレーション)公認トーナメント。
○WDFランキングポイント取得トーナメント。
○JSFD日本代表選考トーナメントのうちJSFDが主催または共催するトーナメント。
○ジャパン・マスターズ等の招待トーナメント。
○WDFが主催しJSFDが主管となるトーナメント(日本国内で開催されるワールドカップ、アジア・パシフィックカップ)、アジアダーツカウンシル関連大会、その他の国際大会。
1-2 競技規則の適用範囲
◆JSFD主催および共催トーナメントは本競技規則を適用する。
◆JSFD賛助団体が主催し、JSFDの日本代表選考大会の認可を受けたトーナメントは本競技規則に準じること。(本競技規則が採用できない部分は事前協議の上、JSFDの了解を得ることとする) ◆本競技規則はWDF公式競技規則に準ずる。
◆ここに記載されていない条項についてはWDF公式競技規則を採用する。
◆JSFD賛助団体が独自または複数で主催する大会については、その団体の競技規則の適用が可能となる。
1-3 組織
◆JSFDはオフィシャルトーナメントを認定し、これを執り行う。
◆JSFDは日本代表選考トーナメントの認定の可否を行う。
◆JSFDは日本代表選考について、その責任を負う。
◆JSFDは以下の事由により、ワールドカップ、アジア・パシフィックカップ、ワールドマスターズ等のWDF主催または主管の国際大会へ日本代表選手を派遣するものとする。
JSFDはWDF加盟各国の主催する大会に日本代表選手を派遣できる唯一の団体である。
JSFDはアジアダーツカウンシル加盟国が主催または共催する大会に日本代表選手を派遣できる唯一の団体である。
◆日本代表選考の内容、結果およびその他の事項や、代表に関して何人も意義の申し立てはできない。
◆決定した代表選手は派遣条項の厳守義務が生ずる。
1-4 JSFD選手登録
◆日本代表選考の対象はJSFD登録選手に限定される。
◆JSFDの主催および共催トーナメントにおける賞の授与もJSFD登録選手に限定される。
◆JSFD選手登録は全ての選手が登録可能である。(初年度入会金1,000円 年間登録費4,000円)
◆JSFD選手登録は日本国籍を持つ人、外国籍の場合は日本に居住していて在留カードまたは永住許可証を保持していること。そして、選考対象の決定時から遡って、少なくとも3年以上JSFDトーナメントでプレー実績のあることが条件となる
◆国際試合においては国籍条項が異なる場合があり、主催者の国籍条項により参加できない国際試合がある。
1-5 JSFDオフィシャルトーナメント
◆トーナメントの出場選手はトーナメントオフィシャルの指示に従うこととする。
◆全ての選手またはチームは規則を守り、賛助団体の主催するトーナメントにおいてはその団体の規則に従う。
◆競技規則は絶対であり、規則に明記されていない事項に対しては、トーナメントオフィシャルが、主催団体の競技委員会に諮り決定する。
◆JSFDはトーナメントの日程変更または開催中止を予告なしに行うことができる。
◆トーナメントに対する不利益行為には、選手の退場または懲罰を含め厳格に対処する。
◆懲罰はその軽重により、1年以下のオフィシャルトーナメント出場禁止から除名または追放にいたるまでの処分とする。
◆JSFDは、JSFD主催または共催、および賛助団体主催の認可トーナメント開催中の選手自らの過失による事故または負傷、および金品の盗難・遺失に関する責は負わない。
1-6 JSFD認可トーナメント(以下サンクショントーナメント)
◆JSFDのサンクショント−ナメントの認可を希望する団体は下記の事項を守らなければならない。
○JSFDの賛助団体であること。
○トーナメント開催の実績があること。
○JSFD登録選手および全ての選手が出場できるオープントーナメントであること。◆トーナメントは男子シングルス501、女子シングルス501をベストオブ3以上で行うこと。
◆他の種目の実施はこれを妨げないが、日本代表派遣選考は501シングルスのみの結果を対象とする。
◆JSFDサンクショントーナメントを希望する団体は、毎年7月10日までに次年度の開催希望日を申請する。
◆所定数の開催申請のない場合は、開催日の3ヶ月前までの申請を受け付ける。
◆団体は開催日時・会場・試合形式・参加費・締切日・支払方法を事前に告知しなければならない。
◆トーナメント終了後速やかに(24時間以内)に所定の公式リザルト用紙を用いてJSFD事務局に結果を報告しなければならない。
2 競技規則(プレイング ルール)
2-1 競技器具及び設置
◆ダーツの長さは、ポイントの先端からフライトの後端まで、30.5cm以内とし、ダーツの重さはポイント、バレル、ステム(シャフト)フライト及び付属部品の合計が50g以内とする。
◆ダーツのステム部分は最大4つの部品から構成される。(シャフト、フライト、フライトプロテクター、Oリングなど)
2-2 ダーツボード
◆JSFDが承認したブリッスルタイプのダーツボードを用いなければならない。
◆1-20の時計パターン、インナーセンターリング=BULL(得点50点)、アウターセンターリング=アウターBULL(得点25点)、インナーリング=トリプル(得点3倍)アウターリング=ダブル(得点2倍)タイプのものを用いなければならない。
2-3 寸法・サイズ
◆ダブルリング、トリプルリングのサイズは従来型ワーヤーボードで内側から内側=8.0mm+/-0.2mm(STRIP素材ボード、頂点から頂点=9.6mm+/-0.2mm) ◆BULLの内側の直径=12.7mm+/-0.2mm
◆25リングの内側の直径=31.8mm+/-0.3mm
◆ダブルワイヤーの外側エッジBULLの中心=170.0mm+/-0.2mm
◆トリプルワイヤーの外側のエッジからBULLの中心=107.0mm+/-0.2mm
◆ダブルワイヤー外側エッジから対称のエッジまで=340.0mm+/-0.5mm
◆ダーツボード全体の直径=461.0mm+/-3.0mm
◆ダーツボードの頂点の中心には得点区分色の濃い色の方を20として配置する。
◆ダーツボードは床から垂直で、オーキーと同じ水平面からBULLの中心線を通る平行線への長さは1.73mでなければならない。
◆オーキーはダーツボードに対してはっきり明示し、長さは61cm以上とし、ダーツボード表面の中心から下ろした垂線の位置からの距離が237cmでなければならない。
◆オーキーの高さは3cm以上、10cm以下である。
◆大会ではオーキーの代わりにスローイングラインを利用することも可能とする。
◆上記の場合は、そのスローイングラインを踏んではいけない。
◆照明は競技進行に支障を与えない程度の十分な明るさを提供し、選手のスローの妨げにならないように設置しなければならない。
2-4 スローイング
◆スローイングは手で行なわなければならない。
◆ダーツを同時に複数本投げてはいけない。
◆競技における使用ダーツは3本とする。
◆対戦する相手およびチームとは、交互にスローイングを行う。
◆ボードに刺さらずに落ちたダーツは再投することはできない。
◆審判(コーラー)がコールする前に抜いたダーツは無効となる。
◆ポイントのみがボードに残り、バレルが落下した場合も同様に無効となる。
◆オーキーもしくはスローイングラインより前に出てスローイングすることはできない。
◆オーキーもしくはスローイングラインの延長上よりスローすることはできる。
2-5 試合開始
◆コイントス、もしくはその他の方法で先攻、後攻を決める。
◆先攻する選手がベストオブ3以上の試合でファーストレッグ(奇数レッグ)を先に投げ、後攻の選手はセカンドレッグ(偶数レッグ)を先に投げる。
◆先攻する選手がベストオブ3セット、ベストオブ3レッグ以上の試合で、奇数セットの奇数レッグと偶数セットの偶数レッグを先に投げる。
◆勝敗が決定する最終マッチの最終レッグはタイブレイカールールによりスローフォーザブル(以下Middle)を行いセンターに近い選手が先に投げる。
◆Middleの順番は先攻の選手が先に投げる。
◆双方ダブルブル、双方シングルブルに刺さった場合、または等距離になった場合は順番を交代してMiddleを続ける。
◆Middleの際に投げたダーツがボードに刺さらなかった場合は再投する。
◆後攻の選手が投げたダーツで先攻のダーツを落とした場合は、双方とも再投する。
◆先攻のダーツがダブルブル、若しくはシングルブルに入った場合は、後攻者はダーツを抜いてもらうことができる。
2-6 審判・スコアー
一般
◆コーラー、マーカー、スコアラーは主催者が認定し決定する。
◆スコアラーは選手のスローイング後、得点を確認しスコアシートまたはスコアボードに得点を記入する。
◆スコアはダーツボードの得点区域にダーツのバレルが落ちずにポイントが刺さっているか、またはボードの表面に触れていなければ計数されない。
◆ダーツのポイントが点数を区切っているワイヤーを潜りぬけている場合には、そのポイントの進入した得点区分の点数となる。
◆選手はマーカーまたはスコアラーに得点をコールした後にダーツを抜くこと、抜いた後の異議は認められない。
◆選手はダーツを投げ終わるまで、ボード上のダーツに触れてはならない。
◆投げ終わるまでに触れられたボード上のダーツは無効となり、それ以降のダーツを投げることはできない。
◆記録された得点の間違いは、該当選手が次に投げる前に指摘・訂正をしなければならない。
◆マーカーは選手が兼任することが可能である。
◆コーラー、マーカー、スコアラーは選手に残り点を教えることができるがアレンジまたはフィニッシュダブルを示唆することはできない。
2-7 01競技
◆ダーツボードにはシングルゾーン、ダブルリング、トリプルリング、シングルブル、ダブルブルがあり、ダブルリングは表示数字の2倍、トリプルリングは表示数字の3倍、シングルブル25点、ダブルブル50点になる。
◆ダブルブルはダブルリングと同じく、ダブルスタートまたはダブルフイニッシュのダブルとして適用する。
◆01競技はストレートスタートとダブルスタートがあり、ストレートスタートは得点がそのまま計数される。
◆ダブルスタートの場合は、いずれかのダブルにダーツを投げ入れてから、それを含めた得点が計数される。(ダブルに入らないと計数されない)
◆01競技のフィニッシュは、ダブルリングまたはダブルブルで残り点を0にする。
◆一方の選手がダブルフィニッシュをした時点でそのレッグは終了する。
◆01競技は501、1001などから得点を引いて進行する。
◆残り点より多く得点をとった時、1点が残った時、ダブルフィニッシュ以外で残り点が0点になった時はバストルールを適用し、バストした選手の残り点は前の回の得点に戻る。
◆コーラーがゲームショットまたはゲームセットのコールをしても、そのコールが間違っていた場合は試合を続行させる。
◆上記の間違いで選手がダーツを抜いてしまった場合は、コーラー、マーカー、スコアラーはダーツを元の位置に戻すことができる。
◆01競技にリミットは設けることができるが、決勝戦にはリミットを設けてはならない。
◆リミットを設けた競技では、リミット内に双方が終了できなかった場合はスローフォーザブル(Middle)としてセンターに近い選手の勝ちとする。
◆ダブルスタートの場合、相手がリミット内にスタートしていなければスタートしている方の勝ちとなる。
3 トーナメント規則
3-1 定義
◆JSFDのオフィシャルトーナメントの主催はJSFDが行う。
3-2 オフィシャル
◆主催者が認定するトーナメントに関わる役員は、トーナメントディレクター、コントロールデスク、コーラー、マーカー、スコアラー等であるが、この限りではない。
◆コーラー、マーカー、スコアラーはトーナメントのプレイヤーが代行できる。
◆トーナメントディレクター(大会委員長)はそのトーナメントの最高責任者であり、異議に対しての判定を行い、最終決定を下す。
◆コントロールデスクは競技の進行および記録の集計をおこなう。
◆コーラーはスコアをコールする。
◆マーカーはスコアボードに得点を記録する。
◆スコアラーは規定の用紙に記録を記載し、報告をする。
◆決勝戦はコーラー、マーカー、スコアラーを必要とする。
◆コントロールデスクは試合の進行とリザルトの確認・集計をおこなう。
◆主催者は必要に応じて試合スケジュールおよび試合形式の変更ができる。
4 トーナメント
4-1 出場選手
◆オープントーナメントにはエントリー申し込みと出場費を納入すれば出場できる。
◆インビテーショントーナメントは、主催団体に招待された選手のみが出場できる。
◆出場選手数に制限がある場合は、申込先着順にて出場を決定する。
4-2 試合形式
◆通常のトーナメントは、1ノックアウトブラケット(シングルイリミネーション)で行う。
◆ダブルイリミネーション、トリプルイリミネーション、ウイナー、ルーザーブラケット方式の採用も限定したトーナメントでは可能である。
◆予選リーグをラウンドロビン方式、決勝トーナメントを1ノックアウトブラケットで行うことも可能である。
◆主催者によりランキング成績などを参考にしたシード制を採用することができる。
4-3 出場費(エントリー費)
◆トーナメントに出場を希望する選手は出場費(エントリー費)を納めなければならない。
◆納められた出場費は、相応の理由がない限りこれを返済しない。
◆招待トーナメントの出場決定は、ランキングシステムや、トーナメントの勝者などの実績に基づき主催者が決定し、この決定に対し異議の申し立ては認められない。
◆トーナメントの出場は出場申込書に記載されている選手のみ出場することができる。
◆同一のトーナメントには1人1回しか出場することができない。チームも同じである。
◆選手は出場申込書を提出した時点から各種の規則を守らなければならない。
◆成績発表および表彰時には、対象選手はその場にいなければならない。
◆対象選手が許可なく表彰式に参加しない場合は、その賞および成績は取得できない。
◆主催者はいかなる場合でも選手の出場を拒否することができる。
4-4 トーナメント申し込み
◆選手またはチームが決められた申し込み期限を守らない場合、トーナメントに出場することができない。
◆選手またはチームが決められた試合開始時間に遅れた場合、5分間の猶予を与え、現れなければ失格となる。
4-5 競技種目
◆トーナメントにおいて下記の種目を設けることができる。
○男女シングルス、オープンシングルス、男女ダブルス、混合ダブルス、チーム戦
○ユース(U18)の男女シングルス、ダブルス、チーム戦
○シニアの男女シングルス、ダブルス、チーム戦
○シニアトーナメントは10分割(ボードダーティング)を使用することが可能である。
(詳しくはボードダーティング参照)◆ベストオブ3レッグ以上、ベストオブ1セット以上の試合を組むことができる。
◆勝敗を決めるタイブレイクレッグはMiddleにより、その先攻・後攻を決める。
◆トーナメントにおいては可能な限り、1回戦が不戦勝にならないように予選の組み合わせを考慮する。
4-6 試合中
◆選手、コーラー、マーカーを除いてその試合エリアに入ってはならない。
◆選手のスローイング中、対戦相手はその視野に入る場所にいてはいけない。
◆選手はプレー中にコーラーまたはマーカーに点数の確認をすることができる。
4-7 練習
◆選手は試合開始前に6ダーツ練習することができる。
◆選手は原則、トーナメントボードで練習することはできない。
◆練習ボードでは、勝ち残っている選手のみが練習することができる。
4-8 リザルト・レポート
◆コントロールデスクは対戦スコアシートを作成し、試合ボードを決定する。
◆コールされた選手は速やかに作成されたスコアシートをスコアラーに渡す。
◆試合終了後の選手およびチームのサインをスコアラーが確認する。
◆スコアシートは勝った選手またはチームがコントロールデスクに速やかに届ける。
4-9 異議
◆得点に関する異議は、ダーツを抜く前にマーカーまたはコーラーに申し立て、残り点数に関する異議は次にスローイングする前にマーカーまたはコーラーに申し立てる。
◆マーカーまたはコーラーの解決できない問題に関しては、オフィシャルおよびトーナメントディレクターに報告し、最終判断を仰ぐ。
4-10 宣伝・広告ロゴ
◆トーナメント会場における宣伝活動には、主催者の許可を必要とする。
◆出場選手のユニフォームによる宣伝活動に関しては、事前に主催者の許可を必要とする。
◆JSFDまたはトーナメントの運営に適さない企業広告・ロゴの入ったユニフォームの着用は許可されない。
◆政治的または差別的なスローガンや語句の入ったユニフィームの着用や旗幕、ボードの使用を禁止する。
4-11 競技マナー及び服装
◆選手には、試合中または会場内において品位ある言動を強く求める。
◆トーナメントディレクター(大会委員長)は、明確な競技マナー違反(故意の遅延行為、対戦相手に有形・無形の妨害、威圧行為等)に対し、対象選手を退場させることができる。
◆対象選手は賞および成績、さらには出場資格を失うことがある。
◆プレイエリアにおいて選手・役員は喫煙することができない。
◆プレイエリアにおいて選手・役員は飲食することができない。
(ただし健康維持管理のための水分補給は除く)
◆主催者はトーナメント会場において、喫煙・飲食等の禁止処置をとることができる。
◆選手は、主催者および観戦者から適当と見なされる、競技に適応した服装を要求される。
◆襟付・半袖のユニフォーム(ロゴについては宣伝・広告ロゴ参照)を着用すること。
◆折り目のあるスラックス(ジーンズ、カーゴパンツ、チノパン、短パンは禁止)で濃い単色が望ましい。
◆シューズは黒の革靴が望ましいが、スポーツシューズ類も可能である。(サンダル等は不可)
◆帽子は宗教上の理由およびその他必要とする理由がある場合、主催者の判断により許可される場合がある。
◆主催者は別途服装規定をつくることができる。
◆主催者は競技マナーおよび服装規定等の違反により退場・失格を申し渡すことができる。
4-12 賞
◆主催者により、選手およびチームに賞品が授与される場合がある。
◆持ち回りのカップ・旗・楯は次回の該当するトーナメントの2週間前までに主催者に返還しておかなければならない。
◆主催者の許可なしに表彰式を欠席した選手は賞・成績の対象とはならない。
4-13 特記
◆選手は健康管理に十分留意すること。
◆主催者は競技中の事故について応急手当て以外の責任を負わない。